【夏祭り通信2009 Vol.04】kuroさんと遊弟さんの思い出
こんにちは。これから夏祭り企画が実施されるまで、不定期に掲載させていただきます。
今回は、2006年度夏祭り企画の主催者を務めた、kuroさん、それから2007年度の遊弟さんに当時の思い出を語っていただきました(原稿中の注記はこちらで記載したものです。 ※『夏祭り通信2008』より転載)。
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【kuroさん:『主催をして知ったこと、考えたこと』】
おはようございます。このたび夏祭り通信にてお話する機会をいただきました。
申し訳ありませんが、少しだけ皆様のお時間を頂戴いたします。
キッカケ
「ごめんなさい――ではじまり、ありがとう――でおわる」
この言葉からなにを連想されるでしょうか?
私は2005年春にライトノベル作法研究所で催されたGW企画のお題が思い浮かびます。
当時の私は小説を書いてみたいと思い始めた頃で、ネットで“書き方”を調べていました。その時にライトノベル作法研究所を見つけ、そしてGW企画の告知を目にしたのです。
企画概要を読み終えた時には“参加してみたい”という気持ちが芽生えていました。自分の作品を誰かに見てもらいたいという欲求を叶えるには絶好の機会だったからです。
もしかしたら「別に企画じゃなくても普通に鍛錬所(当時名称:お気軽投稿室)に投稿したら良いんじゃないの?」と思う方がいるかもしれません。しかし初心者かつ新参者の私にとっては「お題/締切り/匿名投稿」のあるGW企画はとても魅力的に映ったのです。
いえ、もっと単純にお祭りごとに惹かれたのです。
結果としては企画に参加することは出来ませんでした。
作品も間に合わず、何作か読むも感想は書けずじまいでした。
その後、お気軽投稿室に完成させたお題作品を投稿し感想をいただきました。既知の友人ではない大勢の人の目に触れる喜びを知りました。縁あってその時に感想をくれた方と交流をとり、ひとりまたひとりと輪が広がっていきました。
参加は出来ませんでしたが、GW企画があったからこそ作品を書き、それを読んでくれた人と出会え、そして今があるのだと感謝しています。
2006年春。交流掲示板で「GWや夏祭りのような企画を定期的にやったらどうか?」といった趣旨のスレッドが立ちました。
それを読んで私は強く反感を覚えました。なんて無責任な意見なんだろうと思いました(注記1)。
それとは逆に「いちユーザーである自分でもやれるのか?」という考えが浮びました。
ライトノベル作法研究所には大変お世話になっていましたし、感想への作者レスぶっちぎりとかしてユーザーさんに迷惑をかけていた後ろめたさもあり、なんらかの形で役に立てないかと思ったのです。
幸い前年のクリスマスにかざとさんが主催をされていたこと、小規模の企画もいくつか行われていたこともあり、概要を作りうっぴーさんに申請してみました。快い承諾をいただけました。
思いのほかの反響がありました。
祭りに期待をしてくださる方がいました。作品を投稿してくださる方がいました。感想をつけてくださる方がいました。有志で運営を手伝ってくださる方がいました。
そして2008年夏。四度目の夏祭りが行われます。
はからずともユーザーの手によって定期的に開催されるようになりました。
でも、これはずっと変わらず続くものではありません。次回の開催が約束されたものではないのです。だから、もし参加を迷ってる方がいらっしゃるのでしたら、せっかくの機会を棒に振るのは勿体無いですよ? 作品を介しての交流はチャットや掲示板とは趣が違います。さらに匿名投稿となれば尚更です。新規ユーザーもヘビーユーザー訳隔てなく作品を発表できる場所というのは早々ありませんから。
また、主催をやってみようかなぁと考えてる方がいらっしゃるのでしたら、是非チャレンジしてみませんか? 過去の通例にこだわる必要なんてありません。貴方のやりたい方法で祭りを演出してみてください。責任は伴いますが、きっと良い経験になると思いますよ。
それでは長々と拙い話にお付き合いいただきありがとうございました。
夏祭りが、皆様のなんらかのキッカケとなったなら良いなぁ。
注記1)当時は企画などを立ち上げる場合、うっぴーさんの手をなるべく煩わさず、独力で具体的に行えるだけの内容を提案しないものは単なる他人任せの空論だという雰囲気がありました。kuroさんの憤りはおそらく、その部分から由来します。
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【遊弟さん:『今だからこそ語る――、祭りのあんなこと、こんなこと』】
1)主催者を引き受けることになったきっかけ
前任のkuroさんが多忙で主催者を続けるのが困難だという話になって「それなら私がやりましょうか」と気でも狂ったのか言ってしまったのがそもそもの始まりです(笑)。
すでに祭りの形は出来上がっていて、kuroさんのお手伝いもしていたということもあって、祭りの音頭をとるのにそれほど苦労はありませんでした。
2)祭りをどう運営していこうとしたのか
kuroさんから引き継いだとき、多少祭りがマンネリ化してきているかなー、と感じていました。
最初の頃に感じた皆さんの熱気といいますか、そういうのがあまり見られない気がしまして。
なので、kuroさんが主催をしていたものの細かい部分を変えたりして、試行錯誤してみました。
その結果不評な祭り(?)もありましたが、それはそれで皆さんには楽しんでもらえたのではないかなー、と前向きに(笑)。
イベントは惰性で続くようになったら終わりだと考えていたので、どうにか波を起こそうとはしていました。
それが良かったのか悪かったのかは私にはわかりませんが(笑)、今後の祭りを行う主催者の方の参考になればいいです――よね?
3)新しい主催者の方へ一言
2008年の冬祭りで一線からは退かせていただきましたが、ラ研を利用している者の一人として、今回の祭りが賑わいを見せることを願っています。
私も微力ながら、作者か感想人として祭りに参加していきたいと思います。
それでは主催者の方々、頑張って私たちを先導してください(笑)。
長々と失礼しましたm(_ _)m
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【mayaさん】
まさか、遊弟さんが再度、夏祭り企画の主催者として戻ってくるとは、誰も思っていなかったと思います。本稿の最後の「新しい主催者の方へ一言」というのが、何だか不思議な感じがします。
さて、これまで『夏祭り通信2008』の原稿を転載してきたわけですが、次回からは、やっと、2009年度版のオリジナルのものとなります。
今後のラインアップとしては――2008年度の夏祭り企画の運営スタッフのmaya、夜凪さん、2008年度総合優勝者のたちばなさん、そして、2008年度に感想制覇を果たした龍咲烈哉さん、その中間報告で感想数トップだった兵藤晴佳さん、あと、夏祭りゲリララジオをやってくださった雪野銀月さんなど、それぞれの思い出を載せていきたいと思っています。
また、何か他にこんな特集をしてほしいというアイデアがありましたら、気兼ねなく、夏祭り企画公式HPの質問掲示板やスタッフブログのコメント欄などにご記入ください。
【遊弟】
更新が滞ってすみません。ご心配をおかけしてすみません。
土日関係ない仕事なので休みがほしいです。
mayaさんからいただいたもので過去の自分を見てるとなんともいえない感慨に――って、自分の読んでないからよくわからないですね。
今回は以上です。ではまた次回。
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