タイトル:『初祭りの思い出(誤字じゃないです)』
寄稿:たちばなさん(夏祭り企画2008年度総合優勝者)
祭り? なにそれ、おいしいの?
というのが、去年の夏祭りまでの認識でした。
そもそも、締め切りという器に盛りつけなければならないお祭りは、とうに私の調理できる範囲から外れていました。
並はずれた遅筆人間なもので。
並はずれた、遅筆人間なもので!(大切なことなので二度言いました)
GW企画? なんだか分からないけど楽しそうですねー。
巨大ロボット企画? なんだか分からないけどすごいなー。
SF企画? なんだか分からないけど、難しそうだなー。
当然、祭りでは完全に傍観者。去年も、六月初め頃から投稿室に投下予定の作品を書き始めていました。
そうこうしているうちに月日は流れ、世間では、もといラ研では、みなさんの期待の元に夏祭りのお題発表となりました。
へぇーお題かー。
キーワードを文章の中に組み込むなんて、私にできる技ではありません。
みんな楽しそうでいいなぁなどと思いながら、何気なく見たお題のページ。
あれー、お題の『幽霊』、ここにあるじゃん(と手元の小説を見る)。
ええっとそれじゃ、この『ぷりちー』使えないかな?
ぐりぐりとぷりちーを押し込んで、お題発表の時点で半分ほどできあがっていた作品を、そのまま勢いで仕上げさせてもらいました。
こうして作り上げたのが『つくも神様』、夏祭り作品なのです。
みなさん、ごめんなさい。
はい、確かにこんなにお手軽にお題をはめ込んだ作品なので、お題に関するみなさんの評価は最低でした。それはごもっともです。
今でも、勝因は投稿のタイミングと枚数にあるのではと思っております。
しかし、たくさんの方に感想を頂き、何人かの方に作品を面白いと言って戴いたことは自分にとってとても励みになりました。
たくさんの方に面白いと言ってもらうことが、ラ研で書く上での自分の最大の目標だったりしますので。
ただ、このあと遅筆の私にとって感想返しというプチ地獄が。
(自慢じゃないですけど、読むのも遅いのですorz)
20作品ほど書かせて戴いたでしょうか?
終わらない、いつまで経っても終わらない。
秋風がひゅるりと吹き始める頃まで、廃墟のような祭り会場の跡地を一人でさまよっておりました。
(心の中も秋風が吹きまくり)
いや、いい加減こんなタイミングでは感想をもらう方だって迷惑なのでは? と思いつつ。
しかしこの感想返し、なかなか侮れない代物です。
私は、感想を一つ仕上げるにもけっこう時間がかかってしまうので、投稿室での感想投下はどうしても知り合いの方に偏ってしまうのです。
でも、夏祭りで面識のない方を含めいろいろな方から感想を戴き、感想返しで普段は読まないであろう作品を読む良い機会になりました。
これが、勉強になるのですよ~。
流し読みでは気づかない良いものが、どの作品にもぎゅっと詰まっていたりして。
たくさん感想をもらってラッキー。
ビバ感想返し!
申し訳ありません、話が逸れました。
今年も、夏祭りにはたくさんの方が作品を投下されるのではないかと思います。
これを読んで参加者が増えると嬉しいのですが……。
(こんなんで優勝できるの? じゃあ自分だって!……みたいな)
みなさん、ぜひ頑張ってくださいね。
えっ、私ですか?
かっ感想で参加させてもらいます! 執筆は間に合わないので。
(去年みたいなラッキーが何度もあるわけないじゃないですかっ!)